『負けじ魂 女川町へ』

朝5時30分、支援物資を詰め込み六丁の目接骨院出発、早朝ジョギングの患者さんに見送られる。
新極真空手宮城支部の皆様と女川町へ。
途中、若林区の被災地とも異なる、集中して爆弾でも落ちてしまったような光景の女川町地域を経て、8時45分被災者800名の避難所である女川町総合体育館到着。 
全国から集結した新極真空手本部チームと合流。
トラック数台、チャーターバスにT-シャツ1000枚、昼夕計2400食分に支援物資を詰め込んで男気と共に乗り込んでいただきました。
早速持ち込まれた鯉のぼりが正面玄関の上に揚げられ元気に鯉が泳ぎます。
負けじ魂の書体が入ったT-シャツが皆に配られ活動開始!
食事担当は名のあるプロの料理人。 最高に美味そう、カレーうどんに生野菜サラダ、野菜雑炊。
炊き出しのある外のテントまで出て来れない方がいるだろうと避難所の中でアナウンスをするとあっという間に1,200食分終了。  炊き出しの匂いとイメージを残して道場生が作っていただいたおにぎりをいただく。これも美味しい!
夕食の準備の時間まで女川道場の少年部を中心に代表が直接に空手を指導。
私も震災以来久々に稽古参加。 
空き時間に避難所の方々の話に耳を傾ける、親身になり心を通わす事で被災地の方の積み重なる心のストレスが少しでも開放できればと願う。
被災地の方々が口にするのは、「物資はある程度は届いている。 でも私達には何も無い・・・。」です。
希望が無いんです。 明確な約束事が何一つ無いので不安なんです。
未来への確かな目的、光、希望があれば必ず歩き出せると信じます。
我々が出来る事は希望を見つける手助け、ここだと思います。 歩いていけるよう応援する事だと思います。
空手の演武では、大きく真っ直ぐな気合が女川の元気に、希望に、明日への力にと変わり伝わったと涙を流しながら避難所の方におっしゃっていただきました。 
夕食の炊き出しはモツ煮込みうどんにカレーライス、混ぜご飯にけんちん汁、生キュウリにお新香、デザート。
皆さん好きなもの好きなだけ召し上がっていただきました。
これほど素晴らしい物をトラックで片道7時間かけていらしていただいたスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。
今回の『負けじ魂』を合言葉にした新極真会チームには芸能人、プロ格闘技選手の協力もあり会場は大きく盛り上がりました。
すべての活動が終わり最後の記念写真には避難所の方も一緒に集まりました。
純粋なパワーを持つものとの一体感は、被災地でも必ずプラスにつながると信じます。
固い握手で避難所を後にし、チームとは別れ一人石巻の患者さんの所へ向かいました。
最悪に苛酷な環境の中、一生懸命踏ん張っている方がいます。
被災者の数だけ様々な事情があります。
我々に大切な事は、この気持ちや行動を続ける事だと思います。
本日活動された皆様、本当にお疲れ様でした。
ご自分の健康管理にもくれぐれもお気をつけください。
押忍

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