『GW・思いつくままに』

月初めのレセプト(保険事務)を一気に終わらせ、GW(ゴールデンウイーク)後半は秋田の山奥で過ごす。
仙台とは一足遅い満開の桜を眺め、目的地に着く頃には周囲は別世界になっている。
晴天の青空に様々な緑、山桜の赤に残雪の白、
川のせせらぎに鳥の声が聞こえる。
草木の匂いに心地よい風が身体を吹きぬける。
命の泳ぐ川、流れる雲の動。
堂々たる巨木、大いなる山の静。
全身の細胞が大きく呼吸をしている様に感じる。
この地は数年前から年に1~2回足を運ぶが、もうずっと以前から知ってる感覚になる。
「人の一生は星の瞬き程度なもの、一瞬の出来事。」 誰かが言ってた。
大宇宙の大自然のその単位の中に身をおけば、数年前も三十数年前もたいした差はない。
人の手が加わる都市では三十数年前、三十数年後はまるで別世界だが、今から三十数年後もこの地は何も変わらないのかもしれない。
そんな自然の中に身をおくと、やはり人の一生など一瞬とも感じるが、また永遠に続く様な感覚にもなる。
ちっぽけだとも感じるし、とても大きな存在とも思える。
大きな大きな宇宙の中に、とっても小さな自分がいる。
そして、自分の中にも無限の宇宙が広がる。
一瞬であり永遠である人の一生、大切なのはこの瞬間、今という現実。
西の山に日が落ちる。
明日、仙台へ帰る。