『超成長』

空手の指導員をしていると、時折選手達の著しい成長を目のあたりにする事があります。
もちろん、急に強くなった訳ではなく、日々の稽古の賜物な訳ですが、ある日を境に今までの殻が破れる様に超成長する事があり、我々はそれを「化(ば)ける」とも表現します。
有名選手、大物選手に勝利したり、圧倒的不利の状態を逆転した勝利や、過酷な大会で優勝した時などがそれにあたるでしょう。
一度それを体感した選手は、それ以降見違える動きや、精神状態になるようです。
極限の状態を乗り越えた時に得られる自信の極みともゆうのでしょうか?
そんな選手達の「化ける」瞬間に立ち会えるのは、とても幸せな事です。
本日の試合は審判の立場上、大きく応援は出来ませんでしたが、胸の熱くなる試合を見させてもらいました。
空手を通して、試合を通して得られるもの、学べるもは無限のように感じます。
今日また何人かが、サナギから飛び立つ準備が整いました。