一日の終わりに白衣を脱ぐ、休む間もない日には、歩けなくなる位の疲労感に襲われる事が以前には度々あった。
治療をするにあたり、自分の力で、患者さんを治すんだという思いは時として「我」が膨張する。
患者さんの治ろうとする力に、ある方向性を与える、きっかけを与える。
自分の力で治すのではなく、自然界に当然のようにある力・エネルギーを自分の身体を介して、患者さんに渡す。
この事が疎かになると治療家自身のエネルギーが枯渇する。
いつでも心に余裕を持ち、自分自身がエネルギーに満ちている事が、良い治療をする事の条件となる。
自然との一体感、物事に感謝する気持ちが、治療家、人間としての豊かさに繋がる。
鳥のさえずりが聞こえる日曜日の朝、パソコンを閉じ自然を満喫してきます。
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『ジリジリの夏』