奇跡色
夜明け前がいちばん暗い
いちばん冷え込み
いちばん苦しい
沼の端、誰もいない道
強風を全身に受けた
寒さは痛みに変わり
痛みが苦しさに変わるころ
目の前の景色が変わり始めた
夜明けが近い
真っ黒だった空と水面が
奇跡の色に染まっていく
雪は降り続いている
世界が一瞬止まった
次の瞬間
鳥たちが一斉に飛び立った
鳴き声、羽音
いつの間にか集まっていた人々の歓声
この瞬間を求めていた
この瞬間を伝えていく
この瞬間を探し続ける
奇跡の瞬間はいつも暗闇の向こう側
痛みや不安と向き合う人。
大きな目標に挑む挑戦者、スポーツ選手。
夜明け前の時間を共に立ち、奇跡の瞬間へ導く。
それが私の仕事だと思っています。
